アパレル業界の今後に未来はあるのか?大きな構造改革の時期に理解すべきこと〈前編〉

アパレル業界の今後に未来はあるのか <前編>

いま、時代が大きな変革の時期に来ていることは間違いないでしょう。アパレル業界も、大きな変化に見まわれています。今まで成功してきた企業が失墜し、これまでの常識を覆した新しい価値を作りだした企業だけが伸びるという戦国時代。新しい常識とはなんでしょう?

「アパレル業界の今後に未来はあるのか?」この題名が示すように、業界に起こっている課題の本質を見極めて、新たな時代に必要な「あるべき姿」を前編・後編に分けてお届けします。

現在、ITによる技術革新が進み、アパレルのみならず、すべての業界において高度な情報化がなされる時代になってきています。結果、時代が急激に変革し、ニーズの多様化が起こっている。そして、そんな時代に伴うニーズの変化が、従来の常識にとらわれた企業や店舗が廃業や閉店に追いやられるという事態をひき起こしているわけです。

では、一体何が今の時代にマッチしたニーズで、何をどうすれば新しい時代に乗っていくことができるのか。それは、ある意味回帰ともいうべき革新にあると考えています。

変革の武器!「デジタルシフト」もはや避けられなくなっている理由とは?

高度情報化社会と言われてもうずいぶんとたちました。そんな今、社会のデジタル化というのは、むしろ当たり前の状態を指す言葉だと言えます。そして、このデジタル化という言葉に間違った認識を持っている人が多いのが事実です。

では、デジタル化によって社会が一番変わったことは何なのか、一般の人は「情報が得やすくなった」とか「業務効率が良くなった」という認識を持っています。これは間違ってはいません、しかし、企業側にとってはこれだけでは不正解と言って間違いないのです。

つまりどういうことかというと、今まで、たいして大きな情報を持ち得なかった消費者という名の一般の人がたくさんの情報を仕入れることができるようになったという事は、売る側としては、そのニーズがより多岐にわたって複雑になったととらえるべきだという事なのです。

これまでのアパレル業界にはない視点!
ニーズが個から横展開ではじまる消費者中心時代

これまでのアパレル業界では、特定のブランド品や流行、時代のムーブメントが大まかな消費者動向を決めてくれていたおかげで簡単にフォーカスすることができました。

しかし今は、そんなものには踊らされなくなってきた。それは、そんな旧態依然としたスタイルで展開している大規模な店舗などがその幕を下ろしつつある現状を見るだけでも一目瞭然です。マスコミや業界の流す一方的な情報やムーブメント誘導を含んだCM、そんな手法になびく時代は終わったのです。

今の消費者は、家に居ながらにして、パリの最新モードの情報を自分で自由にとることができます。NYで一部の人に大流行の小さなアパレルショップの情報も、個人で触れることができます。

アイドルやアニメといったサブカルチャーはメインカルチャーとなり、着物や浴衣といったクラッシクカルチャーが普段着として着られる時代。固定的な価値観や、大規模なムーブメントは存在せず、ニーズが横展開で膨大に膨れ上がっている状態という感覚ですかね。

個人から発せられてカタチとなっていく。こんな現象こそが本当の意味でのデジタル化された社会の変化だと言えるのではないでしょうか?

ディスラプション(秩序の創造的破壊)の必要性

「ディスラプション」という見慣れない言葉は、これから日本でも耳に聞くようになると思われます。単なる「破壊」ではなく、新しいものを「創造」するという前提に成り立つ言葉です。

身近なところでは、「破壊」と「創造」を繰り返し、売上高を2兆円まで成長させたユニクロのような企業DNAですね。柳井さんは、「成功体験の否定」を繰り返しながら、「安定という病」を乗り越えて、ここまで企業を成長させてきました。この背景には、デジタル、消費者、社会の変化に柔軟であるべきといった確固たるぶれない意思があるわけです。

社会のデジタル化によって、消費者のニーズは大幅に複雑化しています。こんな状況の中で、今まで通りのやり方や常識にとらわれていては、業界として前に進むことはおろか、今の状態を保つことすらできなくなってしまっているのは明白です。

では、そこに必要なものは何か、それがディスラプション(秩序の創造的破壊)なのです。これまでの時代は、その変化のスピードが遅く、マイナーチェンジやいわゆる「改善」を繰り返すことでその時代時代に適応し利益を収めることも可能でした。

「つなぐ」「まとめる」「組み合わせる」クリエイティブな発想の必要性

しかし、デジタル化が進み、時代の速度が急激にアップしている今、そのようなマイナーチェンジを繰り返していても、時代の速度に追いつかなくなっているのが現状です。

ではどうしたらいいのか、そう、一度当たり前だと思っていた常識という秩序を破壊してやることが自ずと必要になってきます。それは、たとえばO2O(online to office)と呼ばれる、比較的新しいこれまでのウェブサービスの常識ですら当てはまります。

これらは単なる一手段にすぎません。これをやったから売上が上がるなど、表層的な考え方ではなく、あくまで「全体最適」で1つ1つの施策が繋がり、シナジーを生むようなシナリオをもっと深く考えなければなりません。

そして、その破壊は、必ず新しい創造を前提にしたものでなくてはならないのです。では、あたしい創造とは何か。その答えは、業界でも時代でもなく、お客様個人にこそ目指す形・答えが存在しています。

<次回後編>

アパレル業界の今後に未来はあるのか?
求められる人材ニーズに大きな動き〈後編〉

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