『ブランド認知をあげる方法!』なぜあなたのメッセージは伝わらないのか?

今や「価値観の多様化」という言葉が聞こえて久しくなりました。一人として同じ顔の人がいないように、本来一人一人の価値観は異なります。消費者が己の価値観を重視する現代においては、売り手側も独自の世界観を演出することが重要です。自分の世界観を構築し、演出するためには重要なポイントがあります。今回は、世界観を演出するポイントをまとめてみました。

世界観の演出には一貫性が必須

価値観が多様化し、個人の趣味嗜好が複雑化した現代において、人がモノを買う決め手の一つが世界観です。売り手の世界観に共感し納得した人は、その売り手からモノを買います。物質的な豊かさゆえにモノそのもので差別化をはかることは難しい時代。モノの独自性ではなく売り手の世界観の独自性によって、消費行動をコントロールする事は可能なのです。

なにはともあれ、世界観を表現するにはブレない一貫性が最も重要です。

言っていることがコロコロ変わる人は信用できませんよね。筋の通った行動からしか信頼は生まれません。又一貫性を保つコツは好きなものだけでなく、嫌いなものも同じく示すことが肝になります。判断するのは人間ですから好き嫌いがあるのは当然です。なので良くも悪くも等身大の価値観を伝える事が信頼を得られるポイントです。人間関係で考えても完璧な人間に魅力を感じないですよね!?

重要なのはメッセージ

「世界観の演出」と聞くと、何か特殊な新しいマーケティング施策があるのではと考える方もいるでしょう。しかし、世界観の演出に特殊なマーケティング施策があるわけではありません。重要なのは、一連のマーケティング活動の根幹にあるメッセージにあります。

極論を言えば、売るモノはなんでもいいんです。モノは流行り廃りがありますが、思想やメッセージは、何十年の時が経とうと古びることはありません。売り手側の思想から生まれたメッセージは独自の世界観を研ぎ澄ませます。

理解してもらうにはストーリーが効果的

上記のようにブランド価値を高めるには、まず人を惹きつける魅力とは?、選ばれる理由とは何か?顧客目線で考えなければなりません。その為に武器となるのが「ストーリー」の力です。単にストーリーが大事と言ってもどんなストーリーにしたらいいのかわかりませんよね。その為、手順を3段階に分けています。これらから導かれた等身大のシンボリックストーリーは共感ポイントを激しく刺激します。それらを拡大させる要素が言葉、ビジュアル、メッセージの束です。

シンボリックストーリーは自分たちの魅力を引き出し、共感を得る上で非常に有効な手法です。世界観を明らかにするためにも興味関心から、認知してもらい、他者との比較に負けないシンボリックストーリーであればファン化は勿論、口コミの誘発につながり、更なるウェーブを巻き起こす事だって決して珍しいものではありません。

第三者視点を忘れずに伝える

世界観を演出したいなら、まずは誰に何を伝えたいのか明確にする事は大前提。

価値観が多様化した現代において、不特定多数の消費者に向けたメッセージでは、明らかに他に埋もれます。世界観を演出するためには、ターゲット層を絞り込み、伝えたいこと、感じてもらいたい事を事前に用意する必要があります。ターゲット層から外れた人、伝えたいメッセージが響くかどうかわからないと思った人は、思い切って切り捨てましょう。

「何の為に行っているのか?」「続けることに意義があるのか?」「未来を感じさせることができるか?」など、第三者視点で見ない限り、一人よがりに終わるリスクにもなり得ます。ここは要注意なバランス部分です。

ちなみに、総務省のソーシャルメディアによる情報発信・閲覧(日本)を参照すると、どのソーシャルメディアにおいても積極的な発信を行なっている人はおよそ10%未満です。早い段階から発信力を磨いておくことはブランディング的にも効果的です。もちろんソーシャルメディアだけではなく、あらゆるタッチポイントを活用し、一貫性のあるメッセージをブレずに伝える事が何より重要です。

(出典)総務省「ICTによるインクルージョンの実現に関する調査研究」(2018)

まとめ

趣味嗜好が煩雑化し価値観の多様化が実現した昨今。独自の世界観のない企業は間違いなく淘汰されていくでしょう。これからは「自分達はこうだから」と言った一方向からのこだわりだけではなく、それが「お客様からどのように思われているか?」ここを感じ取って武器にするスキルが欠かせません。あらゆるタッチポイントを活用してブレない一貫した発信で、存在価値を伝える。その世界観に共感してくれた人こそ、あなたにとってかけがえのない顧客になるのですから。

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