マーケティングに対する正しい理解を浸透させる！！

従来型のビジネスモデルから脱却をしなければいけない・・・。新たな成長戦略を描けなければ価格競争でジリ貧だ・・・。と頭では理解しているものの、実際どうやって行動に移すのか？実際どんな効果が期待出来るのか？更には、本当に売上が上がるのか・・・？

そんな疑問・悩みを持つ方々に向けて、「マーケティング活動の本質・効果・手法」を私なりに出来るだけ分かりやすく説明していきたいと思います。

実務の現場でも非常に多い質問です！！まずはマーケティングという曖昧な概念を理解して、実践にいかせるように整理していきます。

「販売思考」と「マーケティング思考」はそもそも違う！！

 まずは、「販売思考」と「マーケティング思考」はそもそも、全く異なるものだという考え方が大前提になります。「販売思考」は、従来型のビジネスモデルとします。「今ある商品を売って売上の最大化を目的にする」活動。

一方「マーケティング思考」は、「顧客にあった商品を作って顧客満足を得る」を目的にする活動。最終的にはどちらも利益を追求することになりますが、そのプロセスにこそ大きな違いが存在します！！

「販売思考」は、モノを売って売上を高め、利益拡大を目指す活動に対して
「マーケティング思考」とは？

顧客満足を高めることによって利益拡大を目指します活動

まだまだピンとこないかもしれません！？もう少し「マーケティング思考」の優位性を詳しく説明します。

例えば、既存顧客の満足度が上がればリピーターは増えますよね。リピーターが増えるということは、新規顧客に対するプロモーション費用（経費）を抑えながら効率良く売上を上げる事が出来て利益が出ます。そして、これからが顧客の購買行動につながります。顧客満足を得た顧客の口コミは新しい顧客を連れてきます。

満足した経験価値は、話のネタ的にも誰かに伝えたくなるのが人の心理です。皆さんもそんな気持ちになるんじゃないですか！？SNSがこれだけ身近に存在する背景は、これらを裏付ける何よりの証拠です。口コミによる新規獲得は、広告などの費用がほとんど発生しないため、こちらも効率よく、新規顧客を得ることにつながります。

こう考えると、顧客満足を効率的に上げる手法を生み出す事が出来れば、利益をあげるロジック、「売れる仕組み」を完成させる事の重要性を理解出来るのではないでしょうか？

更に詳しく説明すると、時間の概念が全く違います。「販売思考」は過去から現在である一方で、マーケティング思考は、「未来思考」の発想です。「販売思考」は目の前の既存顧客から短期的な売上をあげようと努力しますが、「マーケティング思考」は長期的な視点で、「今までにない市場を創る」「顧客価値を創る」を重視します。

以下は顧客満足を戦略ロジック（仕組み化）した図解

顧客満足を目的にするマーケティング活動は、リピーターを増やします。そしては口コミによる新規顧客獲得により、最終的にコストをおさえながら売上拡大になるため、利益拡大につながっていきます。

当たり前のように私たちは生活していますが、数年前には考えられない購買行動に変化しているんですよね！！改めて気付ければ、「今」と「現状」のビジネスギャップが見えてくると思います。

まとめ

・マーケティングに対する思い込みを解除しよう
・顧客満足を高める事で、相乗効果・レバレッジ効果が発生する
・「新規顧客獲得」と「既存顧客獲得」の優先順位を理解する
（過去BLOG参照）

次回は、マーケティング（売れる仕組み）を現場に浸透させるには、組織体制を再編成するべし！！をお伝えします。

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