「あるべき姿を設定する」全てを「言語化」「ビジュアル化」して伝える!!課題解決の本質 STEP4(全7回集中講座)
あらゆる課題を突破する問題解決の本質
<あるべき姿を設定する>
・ 組織が戦略を実行出来ない理由とは?
・「あるべき姿」を認識出来ず実行を邪魔している3大要素!
・ あるべき姿を設定してシナジーを起こす方法!
今回はSTEP4 あるべき姿を設定する
企業が存続する理由も、個人が会社に属している理由も全ては、
この「あるべき姿」があるからこそ!!
組織が戦略を実行出来ない理由を考える
「問題は人ではない!」
大多数の人間がいつも決まった行動をとっている企業病!この問題は人ではなく「業務システム」にあります。実行できず、成果が上がらない組織では、多くの場合、リーダーはこう考えています。「私がやって欲しいことをやろうとしない部下が問題なんです。」ただ、そこの発想を180度変えないと、一歩も先に進む事は出来ません。「人」ではなく、常識や企業慣習といったシステム(ルール)に目を向けてみましょう!組織として、ゴールに皆で向かえる組織(仕組み)になっているでしょうか?
もし、出来ていなければ、「人」の成長は永遠の課題となって未解決な状態のまま変わりません。「あるべき姿」を設定するとは、「時流」をとらえ、今まで良しとしてきた「やり方」にもメスを入れ、柔軟に変化対応していく体制を作るということです。
「あるべき姿」を認識出来ず実行を邪魔している3大要素
1.目標の曖昧さ
携わっている人間が、組織の最重要目標が何であるのか?答えられないケース。目標と意識のズレは予想以上にかけ離れているケースは往々にあります。
2.目標に対するコメットメントの欠如。
目標を知っていると答えられる人のうち、チームの目標が達成された時の、達成感や自らの成長とがリンクしない。
3.目標達成する為の「方法」が決まっていない。
目標が具体的行動指針に落とし込まれていない為、個々のバラバラな感覚で課題に対応非効率且つ、ムダが多い。そして正解がない状態。こんな場合はただ忙しいだけで、先が見えず重要なことが何も達成出きていない状態です。
「客数」が伸びない、「客単価」が伸びない、「既存顧客の流出が止まらない」などなどデータで拾える情報は誰もが分かっている結果情報です。大事なのは、そんな事ではなく、そこで働く人達が本心から信じて、迷ったらすぐにそこへ戻れる、精神的支柱の存在それが「あるべき姿です」です。
いったい今後「どうしていくつもりなのか?」今のままでは明らかに厳しいのは分かっている。ただ、会社やブランドのゴール、方向性が見えない。誰が決めてくれるの???」などなど疑問を抱きながらも、有効な打開策がないままずるずると今までの「やり方」を引きずりながら、悪循環にはまってしまう・・・。
島が見えない暗い海の真ん中で、岸まで頑張って泳げ!と言われているような心境です。
考えるべきポイント
あるべき姿(目標)を達成するには、本当に重要な目標をまずは多くて2つ選び、最重要項目と位置付けることです。その時大事なのが、その目標が達成出来なかったら、他のどんな目標を達成したとしても、意味がないような重要な目標を定める事!!前回もお伝えしましたが、全ては因果で繋がっています。繋がらないような目標は、たいして重要なものではないからです。
あるべき姿を設定する方法
まず、あるべき姿とは「未来の話」であって、何とでもいえてしまいます。その為、議論は往々にして「言ったもの勝ち」になってしまい、役職の高い人や声の大きな人の主張に流されてしまいがち。「あるべき姿」というのは、ブレてはならず、また人によってイメージがばらついてもいけない。
あるべき姿を、全員が聞いて納得出来るように、しっかりと定める為には、複数の視点から情報と論理に基づいて合理的に説明出来ることが重要です。その為に、
3つの視点を定めて「あるべき姿」を固定する
1 本来成し遂げたい大きな目的
2 内部環境の視点
3 外部環境の視点
これは「絵に描いた餅」になりがちな「あるべき姿」を、実現可能性を加味しつつ設定していくという手法。まずは、「内部環境の視点!」「自分達の強みは何か?何が出来るのか?」を定める考え方を入れ込む!ただこれだけでは、自分達に都合のよい「主観」が入り、実現性に欠ける場合があります。
そこで、もう一つ、「外部環境の視点!」を入れて周囲に「何を期待されていて、何をするべきなのか?」これを加える事で、顧客からの期待が入り込み、合理的なものとなるのです。いずれも、マーケティングのアプローチである、3C分析やSWOT分析といった大きなフレームからスタートさせて、その後、ターゲット設定、コンセプト設定、4P、バリューチェーンへと繋がていく事で「売れる仕組み」のアウトラインは完成します。
何度もいいますが、最重要な事は、あるべき姿(目標)を皆が共有出来るように「言語化」「ビジュアル化」する事です。全ては、この明確に目指すものがあるからこそ、個々が創意工夫をして、よりよい方法は何なのか?そんな事を考える事で、能動的且つ主体的な土壌が出来上がってくるのです。
最後にまとめると、夢のある誰もが賛同するような、あるべき姿=未来像!その実現の為に、時間を大いに使いましょう!!楽しく、そして本質的に!!
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次回はSTEP5 対策を立案する!!最速で最強の対策を創る!!実行にうつすまでの重点プロセス
・優れた対策とは今まで考えた事もない事
・対策案を評価し、実行案の変換する
・対策の成果を継続させるように「仕組み」に落とし込む
あらゆる課題を想定した各種メニュー の特徴と期待効果
『ビジネスの可能性を広げる!』
既知以上の価値を提案・推進する多様な活動領域
「現状維持は後退!」
多様化・複雑化する時代では「戦略」も例外なく同じ弊社では時代のニーズ・課題に対して
「継続的にメニューのアップデート・シナジーの可能性」を研究しています。
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