ブランディング効果とイベント告知を両立させるサービス5選「集客」から「場所選び」まで
ブランディングアクションに必要な「集客」と「場所選び」
Webサービスを武器にする!第三回目は、ブランディングに大きな効果をもたらす「コト」発信にフォーカスしました。
「斬新なアイデア」さえあれば「資金」も「時間」もかけることなく、ブランディング効果を最大化させることが可能です。今回は、実現する為の「マインドセット」の必要性と「効果を発揮するWebサービス」をお伝えします。
ひと昔前まではイベント・展示会の集客と場所探しに莫大な時間と労力をかけていたかもしれません。しかし、現在では様々なサービスが誕生したことにより、誰でも簡単にイベント主催者になれる環境が整ってきています。
自分のできる範囲を最大限に広げてサービスを賢く使えば、好きなだけ自己表現できるような世界がやってきました。テクノロジーの活用により、誰でも簡単にイベントへの効果的な集客を見込めたり、費用をかけずにインパクトのある場所を自由に選んだり、といった独自のブランディングアクションを起こせる時代になっています。
「集客」を効率化しながら「イベント体験」を最大化する
伝統的なチケット業界といえば、プロが主催する大規模なものでした。しかし、小規模のイベントであってもチケット販売をすれば便利になる状況は多々あります。それを可能にしたのが、“ご存知の方も多いかと思います。Peatix(ピーティックス)”というチケット販売のサービスです。ここでは「イベント体験を豊かにするイベント管理サービス」というコンセプトのもと、コトの「価値」を高めようと取り組んでいます。
小規模なイベントや個人単位でのイベントで、チケット販売を可能にしたビジネスモデルはどうなっているのでしょうか?答えは「広告収入」です。手数料の高さによってユーザーを手放すことのないように、協賛企業からの応援というかたちを利用して、ユーザーにかかる手数料を低く設定し、誰もが手を出しやすい価格設定を可能にしました。
協賛企業がつくことも考えられなかったような小規模のイベントであっても、この仕組みを利用して協賛が得られるということは、集客しながら収入も得られる、と考えることもできます。イベント主催側にとっては願ってもないチャンスと言えます。企業協賛があるイベントは、集まった方々にインパクトを与えるという効果も期待できます。
エクスペリエンスを最大化することが「ブランディング」
消費者のエクスペリエンス(=これまでにない経験)を最大化させる為に、どこにでもあるような会場よりも、サプライズ演出ができるような、インパクトのある場所の方が「驚き」があります。その方が消費者にとっても印象に残りやすいですよね。これはブランディング効果として非常に期待できます。
インパクトを与えるための「仕掛け」を含んだ企画は、今後益々重要になってきます。そこでしか経験できないことに「価値」を求める人々は、今後さらに増加していくことが予想されるでしょう。面倒なイメージがある場所の貸し借りも、仲介してくれるサービスがあることで一気に使いやすくなります。
これからご紹介するようなサービスをフル活用することで、最小限の労力で最大の効果を得られる可能性があるのです。新規事業立ち上げ、ブランド開発、起業・創業などを考えている方々にとっては、まさに、スタートアップに最適なサービスと言えます。
集客・ブランディング効果に最適なWEBサービス紹介5選!
今すぐ使えるサービスを「Leverage-Labo」が厳選してご紹介します。
『誰でも使える、グループ運営&イベント管理サービス Peatix(ピーティックス)』
ウェブやモバイルアプリを利用した画期的なサービスとして、グッドデザイン賞(2013年度)を受賞。無料イベントの場合は完全無料で利用可。有料イベントの場合は、【手数料4.9%+99円(チケット枚数ごと)】
登録料は無料で、チケット購入者の手数料は不要。グループカテゴリも豊富に用意されており利用方法もとても簡単です。「グループ作成」「イベントページ作成」「チケット販売・告知」「イベント当日の受付」「チケット販売代金の受け取り」の5つのステップで簡単にイベントを開催できます。法人・団体向けの有料サービスもあり、信頼感のあるサービスです。
『イベント主催者の悩みを解決できる EventRegist(イベントレジスト)』
無料イベントの場合は、システム利用料・チケット販売手数料ともに無料。有料イベントの場合には、販売額の8%がチケット販売手数料として発生。チケット購入者の手数料はかかりません。誰でも簡単にイベントの告知、事前決済や申込み、参加者管理ができます。イベント名や開催日など簡単な入力でイベントページが完成。URLのデザインも自由に設定可能。
時間とお金をかけずに、イベント主催者の悩みを解決してくれる頼もしいイベントプラットフォームです。専門的なサポートが欲しい場合には「プレミアム機能」や「運営サポート」を利用して、イベントの質を向上させることも可能です。活用事例も豊富に紹介されているので参考になりそうです。
『ポップアップショップや展示会を簡単にオープン SHOPCOUNTER(ショップカウンター)』
「好きなスペースを選ぶ」「オーナーにリクエスト」「スペースを利用」という流れで、簡単に活用できます。様々なレンタルスペースが「カテゴリ別・場所別・目的別」に検索できるようになっているので便利な印象です。1日あたりの金額・広さから検索し、すぐに問い合わせ可。迷ったときはプロに相談できる仕組みも整っているので、出店スペース、金額や出店方式などの相談・交渉もスムーズに進められます。
出店条件をまとめ、利用料をオンラインで決済し予約完了です。敷金礼金・保証金といった初期費用は不要というメリットがあります。1日単位、時間単位で低コスト出店が可能です。 事前の入金も不要で気軽に出店できます。手軽さが魅力のサービスとなっています。
『スペースの貸し借りを簡単に SPACEMARKET(スペースマーケット)』
「ユニークな場所」を簡単に貸し借りできるサービスです。「スペースを探す」「予約リクエスト」「予約可否」「決済・利用」という非常にシンプルなステップで利用できます。会員登録は無料です。「エリア・目的・会場タイプ」から検索できます。借りる側・貸す側(ホスト)、双方にとってサイトも分かりやすくデザインされています。
1時間1000円程度から利用できる場所もありますので、ご予算に応じたユニークな場所を探して借りることができます。会議場から無人島まで。幅広いジャンルの「スペース」を貸し借りできるサービスです。ユニークな場所でイベントを企画できれば集客も期待できそうですね。楽しみながら場所選びができますね。
『あなたの空きスペースが誰かの夢を叶える NOKISAKI(軒先)』
空きスペースを貸したい人と使いたい人を結ぶマーケットプレイスです。場所を探している人にとっては、「目的に合ったスペース」、場所を貸したい人にとっては「空きスペースを有効活用」、どちらにとってもメリットになります。探し方は簡単です。場所を入力し、借りたいスペースのタイプを「屋内・屋外・屋上・広告」から選択します。
価格も1日あたり3000円程度から利用できるので、気軽に始められそうです。会員登録のために、本人確認書類が必要です。借りる側は、出店書類が必要な場合があります。誰でも知っている有名な店舗の軒先を借りることもできるので、自分のビジネスを始められるチャンスにもなりそうですね!
まとめ:すべては「シェアリングエコノミー」から生まれたビジネスモデル
非稼動な場所を、借りたい人が安価で借りられる「シェアリングエコノミー」の仕組みを利用すれば「時間」「機会」「設備」を有効活用した新たなビジネスモデルが作り出せます。
自分だけで「所有」する時代から「シェア」して多くの人に活用してもらう。この発想により、貸す側、借りる側の双方にとってメリットが生まれます。場所選びも非常に豊富。斬新なイベントを主催したい方にとっても、面白い利用方法が見つけられそうですね。テクノロジーを活用し、消費者にインパクトを与えられるような企画を是非実践してみてはいかがでしょうか?
その他のブログ
- 2024年10月31日D2Cブランドの未来戦略:生成AIがもたらす変革と導入の必然性
- 2019年3月1日アパレル業界にMDはもう必要ないのか?最新「Al MD」の実力と課題
- 2018年12月13日アパレル業界の成功事例から読み解く!新しい小売のカタチ総まとめ【脱アパレルを実行せよ No3】
- 2018年12月4日BEAMS(ビームス)の強みを徹底検証!世界観という武器【脱アパレルを実行せよPart2】
- 2018年11月26日「循環型ファッションビジネス」がアパレル業界の未来を変える
- 2018年11月12日経済産業省も掲げる『デザイン経営』は企業の未来を変える!知っておくべき6つのポイント
- 2018年10月24日『ブランド認知をあげる方法!』なぜあなたのメッセージは伝わらないのか?
- 2018年9月19日激動のデジタル時代!最も重要な差別化要素は『パーソナライズ(個別最適化)』の価値訴求
- 2018年9月6日「顧客体験価値」を最大化させる4C戦略!その考え方の本質と具体的実践方法
- 2018年8月29日ビジネス成功の原点は「マーケティングリサーチ」にあり!その手順と方法とは!?
- 2018年8月20日デジタル時代を生き抜く「新たなビジネスモデル」着眼点次第で誰にでもチャンスはある!
- 2018年8月15日小売革命!『消費行動のアップデート』新型消費モデルがもたらす未来(後編)
- 2018年8月14日「デジタルシフト」のその先へ!未来の小売「ニューリテール戦略」とは何か?
- 2018年8月6日デジタル時代の消費者をファン化させる!シームレスな購入体験の本質
- 2018年7月23日AI実用化が収益アップのカギとなる!「デジタルシフト」こそ小売の新成長戦略
- 2018年7月9日小売業界の課題と未来!持続的に勝ち続けるために必要な視点とは?
- 2018年7月4日『環境破壊とエシカル消費』アパレル業界が考えるべき課題の本質
- 2018年6月4日「オウンドメディアは成果が出にくい」それでも取り組みべき7つの理由
- 2018年4月1日スピード経営・多様なスキル習得は「デジタルシフト」で実現できる!「より早く、より柔軟に」
- 2018年3月28日「デジタルシフト化」している消費者の購買行動に対して考えるべき戦略とは?