「オウンドメディアは成果が出にくい」それでも取り組みべき7つの理由

オラウンドメディアを保有し、運用しながらも目に見える成果に乏しく半ば諦めていませんか?
闇雲な運用や継続性のない運用で成果をあげられない企業がいかに多いか・・・。この実態を前提に、では成果の基軸はどこにあるのか?やるべき理由7つをお伝えします。

オウンドメディア運用によって得られる7つのメリット

ユーザーの役に立つコンテンツを提供し、ストーリーで共感を呼び、自分ゴト化してもらう――その「価値体験」をデザインすることがオウンドメディアの担う使命。

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1.見込み顧客、顧客を育成できる
2.情報が拡散しやすい
3.効果検証ができる
4.広告のみに依存しない戦略が立てられる
5.ストーリー戦略でファンを育てられる
6.コンテンツ資産が最強の武器となる
7.新市場を創出できる
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弊社にご相談されるお客様から頂く言葉として多いのは「オウンドメディアでマネタイズできていますか?」という言葉。
正直、メディアでマネタイズするには広告収入しかありません。そんな直接的な利益を狙って運用しているわけでは毛頭ありません。運用する事によって得られる上記にあげた7つのメリット、副次的なメリットが得られるから発信し続けているわけです。

成果を感じ得ないと嘆いている方々は、とかくこの前提を深く理解しないまま、施策トレンドに流されて、とりあえずはじめてみました的なパターンが非常に多い。

当然、そのような前提であれば、継続する事に意味があるメディア発信に対して、努力の割に成果を感じ得ないと嘆き、やがて更新頻度が少なくなり、自滅します。

「情報発信は最大の武器になりえます!」
今回は、目的と手段を明確にすることで、効果を生み出す設計ポイントにフォーカスしてお届けします。

弊社オウンドメディア「Leverage-SHARE」

モノが売れない時代にあったマーケティング思考の重要性

ガートナー社の調査によれば、2017年のマーケティング部門のテクノロジー投資額は、IT部門のテクノロジー投資を上回ったと公表されています。世界的に見て、時代にあったマーケティング施策の重要性は日増しに高まっています。

しかし日本では、これまでWeb上から情報発信するマーケティング手法よりも、広告や営業、DMといったゴリ押しの手法が中枢を担ってきた経緯があり、デジタルシフトが進んでいる昨今においても経営層がマーケティングによる仕組み作りがもたらす効率性の向上や期待効果に対して確信を描けていない実情があります。

対面による営業や企業が言いたいことを一方的に伝える広告、DMと言った手法は一定の成果をあげることもあったでしょう。ですが今後は、ユーザーが必要としている時に有益な情報が届けられない企業はユーザーを失っていく可能性が高いわけです。

情報過多社会となり、ユーザーはインターネットを活用して自ら進んで必要な情報を探索し取得できるようになりました。企業の大小を問わず、ユーザーとのデジタルコンテンツを介した関係性強化に主軸を置いた考え方にシフトしなければ、企業そのものが衰退していく見通しが濃厚です。企業がこれからも発展するためには、次世代型のマーケティングを行い、ユーザーと企業とをつなげる役割のコンテンツ・オウンドメディア作りが必要と言えます。

オウンドメディア設計のポイント

「オウンドメディア」という言葉は、一般的に広く知られるようになってきました。しかし、言葉だけが先行し実際に作成しても肝心の中身が充実していないメディアは少なくありません。

オウンドメディアを既に運用、あるいはこれから取り入れようとする方に伝えたい重要なポイントは、インハウス化。オウンドメディア運営に対し、外注事業者を活用する方法はリソースを有効活用する為に有効ですが、外注事業者が本質的にその企業の強みやUSPが何かを理解することは難しいと言えます。

外注事業者を使うのであれば、編集機能はあくまで自社において、じっくりと自社のことを理解してくれるライターを育成する手法が有効です。インハウス化によって自社独自の情報資産となり、ノウハウが蓄積される最大の期待効果を得る為です。

又、コンテンツ企画を高める上でもう少し掘り下げると、次の事項が重要です。「誰に対して発信するか」「どの情報を発信するか」「発信したコンテンツの内、何を理解してほしいか」これらの情報が明確化しているオラウンドメディアであれば、都度更新を繰り返していくことで徐々にユーザーとの強固なつながりを構築することができます。

オウンドメディアを保有することが当たり前となっている近年では、ただ作っただけでユーザーを獲得することは困難です。オウンドメディアを成功させるためには、客観的な数値を基にした分析を怠らず、しっかりとした地図を描いて運営していくことが求められます。

コンテンツを見直すポイント

分析に役立つ数値の一例は下記の通りです。

・PV数
・新規ユーザー数
・リピーター数
・UU数
・直帰率
・滞在時間
・CV数

他にもTwitterのRT数やFacebookいいね!数も参考になります。オウンドメディアの運用において、まずKGI、KPIの設計を行い、CTAの仕組みを整えてユーザーの行動を促すことが大切です。上記、重点数値指標を決めず、ただ漠然と運営しているケースは非常に多く見受けられます。サイトを作るのはあくまでスタートに過ぎず、全ては客観的な分析に基づいた運用によって、試行錯誤を繰り返すことで、成果は加速度的に向上していくのです。

まとめ

オウンドメディアを実践すべき7つの理由から話を展開してきました。オウンドメディアを成功させるためには、中長期的な戦略に基づいた運用が欠かせません。運用しながら、コンテンツの見直しや、サイトのユーザビリティなど、時代の変化に合わせて継続的なチューニングして、PDCAを回していくことで、より質の高いコンテンツの作成を可能にし、ファンの獲得、その分野の専門家として認めてもらえる武器となり得るのです。

最後に、何度も重ねて言いますが、オウンドメディア化は決して短期的に売り上げアップのみを目的とするものではありません。お客様との最適なコミュニケーションを図り、信頼関係を築き、最終的に商品・サービスを購入してもらうシナリオ・導線の完成度によって決まります。是非、成果の本質を意識して頂き、継続的な運用を続けてください。

オウンドメディア・コンテンツマーケティング

次世代マーケティング

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