「デジタルシフト時代」にアパレル業界の周辺で何が起こっているのか?<2連載>

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大事なことは全て、今考えている思考の外にある「知る」「学ぶ」「創る」

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アメリカで起こっている現象の背景から今後のアパレル業界を予見する

このところ、ニーュースでも取り上げられている、米国コンサルティングファームによるデジタルエージェンシーの買収劇。ここ 1 〜 2 年で、デジタルエージェンシーやクリエーティブエージェンシーを買収して、その機能を取り込み、広告・マーケティング市場に本格的に参入を始めています。

このコンサルティングファームによるエージェンシー買収の背景にあるのは、デジタルマーケティング業界の急成長ぶりが挙げられます。消費者の生活にデジタルが浸透した現在、デジタルマーケティングが企業経営にとって欠かせない重要な要素となり、各企業はデジタルによってビジネスモデルやビジネスプロセスを変革していく 次世代型の経営スタイルに変革することを余儀なくされるでしょう。

日本では、まだ顕著な動きはないものの、米国のビジネスモデルは5年後、いや最近はキャッチアップも早くなり、2年、3年で確実に浸透してきます。来たるべく未来を予見して、今から着実に土台を作ることが、今後の企業成長を左右するとみています。

今回は、そんな起こりうる未来に向けて、2回にわたり、提言していきます。
1.「消費者のデジタル化」にたいし企業が打つべく手とは?<全2回①>
2,「デジタルバリューシフト」と「ワークスタイルの変革<全2回②>

「消費者のデジタル化」に対し企業が打つべき手とは? <全2回①>

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■圧倒するスピードで進んできているデジタル化。しかしそれより大事なことがある!

世界最大級の総合コンサルティング企業『アクセンチュア』は、世界中に広がる「デジタル」というトレンドについてグローバル調査を実施しています。今回ご紹介するのは、2015年10月から12月にかけて世界11か国、3、100名超の経営・IT経営層を対象とした調査結果を基に、独自の視点で「デジタルシフト」を考察しています。

しかしながら、「デジタルテクノロジー」の活用だけで満足していては、成功を手にすることはできません。所詮、目的を達成する為の道具、手段であり、それを扱うのは「ひと」であるということ!

では、いかに「消費者のデジタル進化」に対して具体策を進めていくのか?

続きはこちら ↓
「消費者のデジタル化」に対し企業が打つべき手とは? <全2回①>

「デジタルバリューシフト」と「ワークスタイルの変革」<全2回②>

photo-1427751840561-9852520f8ce8■同業種のみならず、業界の垣根を越えたコラボレーションについて真剣に考える

デジタル化が進んだ現在の世界では、企業や経営者にとってデジタル・カルチャーショックとも言えるような急激な変化が訪れています。しかし、企業や経営者にとって、デジタル化をうまく利用することは、これまでにない「企業価値」を創りだすチャンスにもなりえます。「変化を前提」とした、製品・ビジネスモデル・業務スタイルなどの改革期が確実におとずれています。この改革には、これまで作り上げてきた「企業文化」をも破壊できるような潔さが必要です。

この変革が果たしてできるのか?過去の成功体験をかなぐり捨てて、今までの常識を変えることが出来るのか?

考えてみてください・・・。現在アパレル業界で好調な企業は、経営TOPが変革を「仕掛け」ている企業です。

いち早くデジタル化を推進した「ナノユニバース」、ビジネスの裾野を広げた「ストライプインターナショナル」、社長解任?劇があり、会長が再びTOPとして指揮をとっている「アダストリアホールディングス」、そして東京発ブランドを世界に発信!を掲げ、急成長を続けている
「TOKYO BASE(旧)STUDIOS」などなど。

共通して言えることは、経営者自らが「従来型アパレルビジネスを否定」し、独自のビジョン・方向性を明言し、実行推進している企業です。「変革」のハードルは低くありません。しかし実際「変革」したからこそ、成長しているのです。あなたの会社はこれからどうしますか?「進化」「成長」に必要なこととは何だと思いますか?

続きはこちら ↓
「デジタルバリューシフト」と「ワークスタイルの変革」<全2回②>

 

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