「浮かれて乗せられてモノを買う人なんてもういない」

人々の価値観は大きく大きく変わってきた。そこには理由がある

次世代型の「売れる仕組み」を理解して頂く為、本日は歴史の振り返りから入りたいと思います。イメージして下さい、感じて下さい。高度成長期に経済は飛躍的に伸び、バブル期には「モノ」の所有がステータスになった異常な時代がありましたね。

団塊ジュニア時代である当時の私は、社会に出た時にはバブルがはじけ、その反動で絶対的大企業が次々と潰れ、ジャパンイズナンバーワンなんて言われた称号が剥奪され、そしてその煽りをもろに受けた就職氷河期を経験した初の世代でもありました。

それから「モノ」や「サービス」が売れない時代に突入していくわけですが、その間にリーマンショック、東日本大震災と立て続けに『人生とは』を垣間見る事件が起こったわけです。考えさせられるものがいっぱいありましたよね!?自分の価値観が大きく大きく変わったのもこの時期です・・・。

こうした社会変化を時系列に振り返ると見えてくるものがある

「モノやサービスが売れない時代」と言われて久しいですが、本質的な理由があるからこそ、現在に至っています「モノを所有しても意味ないんじゃない?」と思う人は確実に増えています。この人々のマインドを根本的にとらえておく必要があります。

「商品メリット」うわべだけの「強み」だけでは人々に訴求出来ない時代に入っています。消費増税の影響も心理面に大きく影響し、ボディーブローのようにジワジワと浸透しています。消費者はマス広告を信用していません。それはインターネットも同じ。情報が多すぎる上に、よい存在も悪い存在もなんでもありの世界だから・・・。打開策として「ブランド戦略」などと小難しいやり方をする必要はありません。

まずは今いる顧客と親密な関係性を保つこと。配慮すること。

それが確実でお金のかからないやり方です。お客様は一番身近で、一番信用している人を支持します。そして、その背後に莫大な潜在顧客がいるんです。

これは、別に真新しいことではありません。「共感」や「ストーリー」が大事だと最近言われています。ただ、この本質を理解して戦略に組み入れている会社は稀です。大手アパレルで現場の中枢を経験した私がズバリ言いますが、ゼロに等しいと言い切れます。なので、

中小企業だからこそにはまだまだチャンスがあります!
決して価格に頼らない、独自の「強み」を生かす手段が!!

最後に、私の好きな言葉を引用させて頂きます!!

「人は、何かを買うために生きているわけでもなく、
よい人と出会い、よい人生を送るために生きている。
そこに、消費者があえて口にしない真の欲求がある」

あなたは、このメッセージをどう受け止めますか?

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