どうすれば「新たなビジネスアイデア」が出てくるのか?(5連載・1記事目)

アイデアを出せない企業に未来はない ! <5連載1記事目>

ビジネスアイデア 

毎日の仕事に悩むビジネスパーソンにとって、アイデア発想は、仕事の生産性を高め、自分自身の成長にも大きく寄与する最重要な発想です。しかし、どうでしょう?そもそも新しい発想を起こすにはどうしたらいいのか?ポイントはどこにあるのか?その理屈を理解せず、ただ漠然と新たな発想を考えても、そもそもアイデアは形になりません。

今連載(5連載)では「Bisiness Idea」を生み出す方法、具体策を中心に、新規事業開発、事業の再構築など、「変革型」ビジネスに必要な思考、課題、解決策を事例を交えながら、お伝えしていきます。

今までのやり方は通用しないことを認識せよ!

アパレルの業界を中心に、多くの企業を見てきて思うのが、既存ビジネスの「成功体験が今の変革を阻害する呪縛となっているケースがいかに多いか」です。すでに賞味期限となったビジネス、変革期を迎えたビジネス、こうした課題を何とかしようと頭では理解しているもののどうやって手をつけていいのか立ち止まってしまっていると感じます。

そんな時代の中、旧態依然とした考え方や常識をかたくなに守っているだけの企業やブランドでは、世の中の変化スピードに対応できなくなり、太刀打ちできなくなってしまうのは、時間の問題・・・。

そう、今、必要なものは「新しいアイデア(発想)の必要性」です!「どうすれば新しい発想が出てくるのか、そうした企業は他社と何が違うのか」これらをポイントに、その方法、手順や根拠など事例を交えお伝えしていきます。

とは言え、新しい、斬新な発想と言われても、なかなかな難しいのが現実ですよね。そこでまずは「新しい発想」とは何かを知ることから始めます。

アイデアの「発想」は時代と共にある

かつて、80年代頃の日本においてDCブランドというものが大いにもてはやされた時代がありました。これは、デザイナー自身が経営権を持つことで、ブランドコンセプトのしっかりした商品を生み出し、比較的高価な商品が人気を集めることでスタートしたトレンドでした。

その結果、デザインのみならず、ブランドロゴを配しただけの比較的安価なものも人気をよび、若者を中心に注目されることとなりました。私も含め、ロゴを配したトレーナーは皆さん1枚は持っていたのではないでしょうか?

当時は、他にはない、斬新な発想だったのですが、この発想を生み出したのは当時の時代背景です。当時、日本では高度経済からバブル経済と、個人の持つ財力が一気に高まっていく時代にありました。そんな中、アパレル産業に人々が求めたのは、裕福さの証明、ステータスアイテムがファッションそのものという時代です。

つまりそれは、その服を着ているということがステータスシンボルとなりえていたということ。そしてその流行が派生し、比較的安価なものであっても、ブランドロゴが入っているだけで、流行に敏感であることの証明として若者に好まれる結果となっていったわけです。

そこにあったのは、裕福さの証明、もしくは流行の証明としてのファッションです。皆が裕福になって行く時代の中で、その経済的余裕を証明したい、そして自分もみなと同じように流行を追えることを誇示したい。そんな時代の要請によって生まれた発想、それがDCブランドというものだと言えるのです。

アパレル業界における新しいアイデア(発想)とは

DCブランドの例を挙げたように、新しい発想はその時代の中にしか存在しません。いかに斬新で、皆が驚くようなアイデアを思いついたとしても、それがその時代に即していなければ、それはただの自己満足や思い付きでしかなく、新しい発想と呼べるものにはなりません。

環境の激変にある時代において、これまで効果的だった発想の延長や改良版では、競合激しい業界にとって、すぐに追いつかれてしまいます。従来の延長線上では戦略含め差別化自体が困難です。

その考え方や、やり方が、いかに実績があって、これまで大きな利益を生み出してきたものであったとしても、その発想はその発想が産まれた時代のものである以上、今、この時代には通用しません。必要なのは、その時代に求められている欲求を満たす発想にこそあります。

これまでと違う、新たな価値観が生まれている世の中にあって、
「その世の中の価値観に即した価値と、顧客に対するメリットを持ったアイデア(発想)」こそ、
新しい発想であると考えています。


そんな中、特にアパレル業界は、その時代の流行を映す鏡と言ってもいい業界です。
この時代の欲求(心理)に即した発想がダイレクトに反映される、本質的で見えにくい難しいビジネス環境下に置かれています。しかも今は、高度に情報化された社会の中で、その時代の変化までもその速さを増しています。

そうである以上、アパレル業界において新しい発想とは、より発展するためのものであると同時に、生き残りをかける上で、走りながらビジネスを考え、常に前進するぐらいのフットワーク、柔軟性が必須です。

次回予告(2記事目)

では、一体どうすれば時代を把握し、そして、それに即したアイデアを生み出せるのか。つまりどうしたらその「時代をつかむ」ことができるのか。2記事目では、そんな時代を正確に把握し、その中からアイデアを生み出す「時代のつかみ方」について説明していきます。

新しいアイデア(発想)が生まれる企業に共通している特徴とは?(5連載・2記事目)

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