新しいアイデア(発想)が生まれる企業に共通している特徴とは?(5連載・2記事目)

アイデアを出せない企業に未来はない !<5連載2記事目>

新たなアイデアをビジネスに活かすには「時代をつかむ」アンテナが必要

前回は、「新しいアイデア(発想)の必要性」について、「どうすれば新しい発想が出てくるのか、そうした企業は他社と何が違うのか」これらをポイントに、その方法、手順や根拠など事例を交えお伝えしました。

「新しい発想は新しい時代の中からしか生まれてきません。」つまり、新しい発想を生み出すにはその時代を正確に把握し、そしてそれに即した消費者の欲求にこたえていかなければいけないということです。

 では、一体どうすれば時代を把握し、そして、それに即したアイデアを生み出せるのか。つまりどうしたらその「時代をつかむ」ことができるのか?

後編では、そんな時代を正確に把握し、その中からアイデアを生み出す「時代のつかみ方」について説明していきます。

常識を捨て、生活者の視点を追う。

新しい時代をつかんでいくうえで、一番の障害となるのが「常識」

たとえば、ファッションのアイテムに「キャミソール」というものが出てきたとき、それは世間の常識を大きく覆すほどの衝撃がありました。何せ、それまでの社会では、キャミソールは下着。つまり、若い女性が下着姿で街を歩き始めたのです・・・。もし、キャミソールを仕掛けたアパレル企業が常識という枠に縛られていたら、きっとそんな大胆な商品を売り出すことはできなかったでしょう。

しかし、その企業には常識の鎖はなく、また、当時の女性たちが個性を重視し始め、そして画一化された女性というものの価値観を破りたがっているということに気づいたからこそ、その成功はあったのです。

それこそが、生活者の視点、つまり消費者の欲求です。

 この、常識を捨てた上で生活者の視点、つまり消費者の欲求をくみ取ったところにこそ、新しい発想というものが生まれてくるのです。

まずは、思い込みから脱却する

この常識を捨てた上で生活やその視点に立つという条件は、簡単なことではありません。と、いうのも、人は、その人生の中で積み重ねてきた知識や経験から、ものを考えようとします。その為、そもそも困難なことです。

 しかし、この常識の鎖を脱する方法がないというわけではありません。それが「データ」と「他者の意見」です。まずは「データ」ですが、これは何も数字の話だけではありません。

例えば、社会の動向を正確に把握したり、または世間の消費傾向をきちんと踏まえるような、いわば社会から得る「知識」です。この「知識」を正確に得ることができれば、人は自分の経験を裏切る社会の新しい動きに気づくことができます。

 そして「他者の意見」。これは、わかりやすく言うならば、「自分以外の人間の意見をできるだけたくさん吸い上げる「第三者の目」を持つということです。 

こうすることで、自分だけの凝り固まった視点では見えなかったものが、当然見えてきます!データを通して社会を知り(知識)、そして様々な人の意見から自分を知る(第三者の目)。あたらしい発想というのは、そういった環境が生み出すものと言えるのです。

組織の枠を取り払って「知識」と「第三者の目」を手に入れる。

企業において、一番内側にあるもの、それが組織の枠です。それは、企業運営において当然不可欠なものですが、この組織の枠こそが「新しい発想」を生み出すうえで、邪魔になってしまうケースが多大にあります。そんなとき、組織の枠を取り払って風通しの良い状態を作り上げることができれば、状況は驚く程一変します!その状況に手っ取り早く変化させる方法があります。

つまりはアライアンス戦略です。

外から入ってきた、背景の違う知見やノウハウは、新しい視点とデータを企業に与えることができます。さらには、自分達にとって常識であるということにさえ気づかなかった盲点を見つけ、そこに新しい変化を与えてくれるのです。

今まで見えてこなかったデータを「知識」として取り込むことで時代を把握し「第三者の目」によって常識を脱却し柔軟な思考を手に入れる。そうすれば、そこに、きっと「新しい発想」は見えてくるはずです。

しかし、課題はあります。過去の成功体験がある場合、組織として、容易にその状況を受け入れることなどできません。組織に染み付いた常識が強ければ、強いほど、外部人材への風当たりは強くなります。そんな環境下では、せっかく自分達にない、知見や経験があったとしても、十分にその能力を引き出すことができません。

アライアンスが失敗する理由の本質

私も様々な企業に出向き、よく、耳にするのが、「新たな事業を立ち上げる為、外部から優秀な人材を社内に取り入れた。しかし、何の変化もないし、想定していた実力がなかった・・・」。といった意見。そんな場合、必ず伝える言葉があります。
「なるほど、で、社長はその方に何かしてきましたか?」すると、「やるべき目標を伝え、事業を任せた。」と返ってきます。

つまり何を言いたいかというと、新規事業を推進するには、経営者のきめ細かいサポートなしに成功はありえないということ。
ただ任せるだけではなく、その外部の人材が、持っている力を存分に発揮できるような、環境をつくることが絶対的に重要なのです。新しい発想を生み出す土壌を育成することこそ、新たな成長を担う経営者に求められるミッションです。

企業が顧客から支持される上で大事なこと

 時代を追うのではなく、時代そのものに溶け込み、自らが、時代を表す企業になっていくことが、今後の企業経営に求められる本質です。

「自分らしく生きる!」会社も個人の意思のように、感情を持った生き物です。視野を広げ、チャンスの幅を広げ、新しい発想を生み出す土壌を育成することが、経営者に求められます。そして、経営者だけではなくビジネスパーソンも、そうした企業風土によって、自らも成長できると意識できたならば、企業も個人も成長できる素晴らしい会社に生まれかわります。

次回予告(3記事目)

成功例は身近な教本です。次回は、業界問わず「常識」を捨て、実際、顧客から支持されている会社の事例を参考に、より具体的な「変革」の可能性についてお伝えしていきます。複雑な社会において、どう変わるのか、もしくはどう変わろうと指向してくのか?そんな重要なポイントの本質についてお伝えしていきます。

どうすれば「新たなビジネスアイデア」が出てくるのか?(5連載・1記事目)

新しいアイデア(発想)が生まれる企業に共通している特徴とは?(5連載・2記事目)

「考え方の革新」事例に学ぶアイデアの生かし方(5連載・3記事目)

 

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