「考え方の革新」事例に学ぶアイデアの生かし方(5連載・3記事目)

アイデアを出せない企業に未来はない !<5連載3記事目>

アイデアを生み出した成功例は身近な教本である。

現在、アパレル業界は、大きな変革の時を迎えています。この変革は、今まで起こったどの変化や革新とも比べられないほど大きく、当たり前のやり方では取り残されてしまうほどのものです。

しかも、これは、時代に大きな何かが起こったから起こる一時的な変革ではなく、高度に情報化された社会がもたらしたもの。つまり、大量かつ変化の激しい情報が、消費者のニーズを常に刺激し変化させることを原因としているのです。

したがってこの変化を乗り越えなければ、マーケットについていくことはできないということ。消費者ニーズは販売構造そのものをかえます。しかも、高度に情報化された社会の消費者ニーズは常に一方向ということもありません。

このような複雑な社会において、どう変わるのか、もしくはどう変わろうとしているのか。①生活者視点、②多様な人材の活用、③逆転の発想がもたらす新たな価値が重要なポイントになってきます。

成功者から学ぶこと

では、一体、変化に対応するために思考法はどのようにして獲得すればいいのでしょうか。もちろん、ユニークな発想力に関して天賦の才を持っているというのであれば何の問題もありませんが、そんな人材は稀有な存在です。

そんな、この世に何人いるかわからないような才能を雇い入れることなど、まず不可能ですし、育てることのできるものでもありません。しかし、そういう人間は必ず存在します、そして、わかりやすく足跡を残してくれています。

それが、過去の成功例。

つまり、ビジネスの世界において、画期的なモデルチェンジや、構造改革を行うことによって成功を収めてきた、そんなアイデアを思いついてきた成功者の業績です。そんな素晴らしいアイデアを持つ人間を雇用することはできなくても、そんな人間の生み出したアイデアの足跡から学ぶことは多いにできます。それは、コストの一切かからない、新しいビジネス変革の入り口だと言えるのです。

学ぶのは詳細ではなく関連性

これまで様々な分野で成功を収めてきた人間や事例はたくさん存在します。たとえば、経営の神様こと、松下幸之助の最初の成功は、電気を灯すと同時に電源を担う「二股ソケット」であることは良く知られています。

当時、電化製品を使うためのソケットと電灯のソケットが同じだったため、明かりを灯しながら電化製品を使うことができなかった事から開発されたものですが、大事なのはこれから何を学ぶかです。まさか、自分も二股ソケットを作ろうだなんて思いはしないとは思いますが、学ぶべきがそこでないことは明白ですよね。では、何を学ぶべきか。

ここから学べるのは「顧客や消費者ですら気づいていない、潜在的ニーズを見つけること」言い換えれば「新しい需要を自ら作ること」であると言えます。松下幸之助の二股ソケットは、電気の灯りの下では電化製品は使えないという常識を覆し、そこに両方同時に使いたいという潜在的ニーズを見つけ、新しい需要を作り出しました。

そう、学ぶべきはここです。詳細を学ぶのではなく、その関連性を学ぶということの意味なのです。

そこにある関連性に気づくこと

これから、この文章の後編において、様々な成功とそのビジネスが成功した関連性について書いていきます。もちろん、ここに書かれ、例示された事柄から、その成功例とマインドを読み取り活かしていくのは構いません。

しかし、最も大事なことは、ここに例示される出来事のマインドを知ることではなく、その出来事とマインドの関連性を深掘りして、そこに至った経緯を見抜くきっかけをつかむことです。

「火のないところに煙は立たぬ」この火は、争い毎という意味ではなく、潜在ニーズや、無意識に感じていた不便から発生した「煙」と解釈してください。つまり頭の中だけで考えているだけでは、煙も上がらず、気づいてさえもらえないということです。これは実に勿体無い・・・。

又、そこには、この時代だからこその、思考法もあるでしょう。どの時代にも通用する普遍のマインドが時代性と結びついて生み出した成功例もあります。

稀有な才能や偶然から生み出された成功の事例をもとに、その関連性を読み取り、そしてそれを自らの仕事に、いかに応用させていけるのか。それこそが、成功例という事例から学ぶ「考え方の革新」です。

『アイデアの作り方』の著者 ジェームスW.ヤングは言っています

・アイデアとは既存の要素の新しい組み合わせ以外の何ものでもない

・既存の要素を新しい一つの組み合わせに導く才能は、事物の関連性をみつけ出す才能に依存するところが大きいということである。

身近な生活の中でも、突然「ハッ」と思うことはありませんか?これは、今まで知らなかった、経験したことがなかった、そんなことが目の前で起こった時に起こる感情です。

今までの既成概念に「なるほど、こんな方法もあるんだ・・・。」そう思う瞬間に、思考はブラッシュアップして新たな関連性を生み出します。その積み重ねを、探究し、更に深掘りすることができれば、自分にしか見えない、新たな世界が見えてくるのです。

次回予告(4記事目)

1.常識を疑い非常識を!
2.顧客のニーズを徹底的に分析する
3.様々な意見を融合させイノベーションを起こす
4.売買の後を見つめる長期的コミュニケーション

以上のような視点に立ち、ビジネスを成功させた企業を事例に、「なぜそのアイデアが生まれたのか?」「そしてそれはなぜ支持されているのか?」本質的な部分にフォーカスして、新たな可能性を探っていきます。

どうすれば「新たなビジネスアイデア」が出てくるのか?(5連載・1記事目)

新しいアイデア(発想)が生まれる企業に共通している特徴とは?(5連載・2記事目)

「考え方の革新」事例に学ぶアイデアの生かし方(5連載・3記事目)

成功する企業には明確な理由がある!アイデア事例に学ぶ思考法(5連載 4記事目)

 

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