ファッション業界を目指したい若者は今何をするべきか?

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「なぜ若者がファッション業界を目指さなくなったのか?」

今回のイシューに対し、他のコメンテーターの方々。ネガティブ意見が多かった事・・・。確かにポジティブな要素は少ないもののそれでは思考停止で終わってしまう。「なぜ目指さなくなったのか?」ではなく「ではどうしたらいいのか?」を中心に評論ではなく実践するべきポイントを提言したいと思います。

イシューの問いの中に、
「可能性をも見させてもらえない。または見えない。」「そしてそれは業界構造の問題なのかもしれない。」または「その可能性を様々な視点から捉えようという姿勢がまだまだ足りないだけなのではないか?」といった意見が散見された。

この問い自体、受動的過ぎる部分はあるものの、若者にとって本質的な実感なのだろう。
しかし、その答えに期待したとして「未来を感じさせてくれる人や事」など現れない。
残念ながら若者以上に管理職や経営者はそんな発想も余裕も持ってはいない。

外部環境の要因以前に、まずはそれに対応出来ない内的要因に目を向けてみよう。彼らが重要視しているのは、これまで通用していた効率重視の経営スタンスであり、裏付けのないクリエイティブを先に決め、ロジックを後付けした腑に落ちないギャップ経営。特に大手のアパレルはこの効率化を進めることで、現場担当者が自ら考え動く意欲を失わせた。
そして、お飾りの著名?デザイナーを起用し、クリエイティブ全般を丸投げし市場との乖離を広げた。そんな状況に嫌気をさした優秀な人材は会社を辞め、人材教育はおろか、自分の保身だけを守ろうとする管理職だけが残ってしまった。この状況に有効な手を打てず、右往左往している状況・・・。ちょっと過激な発言だが、このスパラルに当てはまる企業は実に多い。

「なぜ目指さなくなったのか?」はこれらの連鎖が重なりあい、仕事の楽しさ、成長する実感、将来の展望を奪った事に紐付いてくる。「ファッション業界を目指したい若者はどうしたらいいのか?」今回は、未来を担う若者にメッセージを送りたい。

改善するべき3つの課題と解決策

1「教育・学びの問題」
2「組織の問題」
3「マインドの問題」

1「教育・学びの問題」

ビジネス.001「なぜアパレル業界はマーケティングを学ばない!」
http://leveragelabo.com/?realestate=post-1307
2年前の記事だが、状況は一向に変化していない。あらゆる業務はマーケティングの上に成り立っている。業界や組織の慣習に疑問を感じる時、業務スキルを磨く以上にマーケティング思考を身につけることが成果を高める原動力になりえる。

表層的にターゲットは?コンセプトは?など耳にする事はあるものの、果たしてその根拠や洞察はどこまで本質に近いものなのか?それを「考える」ツールがマーケティングそのもの。しかし、多くの人がこの「マーケティング」という考え方を学んでいないし、学べる環境がない。「結果」に直結する強力な思考であるものの、大半はその本質を理解ぜず日々、漠然とマーケットと戦っている。

変化激しい時代においてマーケティング思考は今やあらゆる人に不可欠なスキル。まずは、あらゆる業務を極める前に土台を固め、複眼的に状況を理解する必要がある。「会社で教えてくれないから」「私には関係ないビジネスの事だから」などの理由で作業や表面的な課題解決に逃げてはいけない。変えたい、変わりたい」と思うなら実務でマーケティング視点を持っているのか、見直すべき。「全ての道はローマへ通ず」この諺のようにマーケティング思考はあらゆる道に通じる思考。

2 「組織の問題」

リーダーシップ

この課題は、経営者に訴えたい。若者にチャンスを与えてください!会社の業績が悪くなれば、若手の採用を控える。上の世代の雇用を守るため、組織の新陳代謝が進まない。

どの業界にも見られる典型的な年功序列の課題ではあるが、
雇用の在り方も今後大きく変わっていくのは間違いない事実でしょう。人材流出を避けるため、企業は個人を「支援する器」になっていく必要があります。優秀な人材には少しでも長く会社に留まってもらえるような、工夫が必要です。個人の成長と企業の成長が重なりあう信頼関係こそ今後築かなければならない課題ではないでしょうか?

【FLAG自主リサーチ】によると、ファッション業界就労人数は5年前に比べ約30%減っている事実。30%ですよ!驚くべき数字です。どんどん業界から価値を生み出す優秀な人材が流出している・・・。

打開策は、社内にプロジェクトチームを作ったり、社内ベンチャー制度を設けたり手段はいくらでもあります。まずは目的、目標を明確に決めて、そのチームが将来生み出す価値を理解し動き出す姿勢が重要なのではないだろうか?

3 マインドの問題

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「あなたは、常に自分を磨いているか?」「自分にとって正しいと思える道を進んでいるのか?」「自分の殻を破って新しい景色を見ようとしているのか?」この起業家精神を持つことで、どんな仕事も意味のある仕事に変換できます。同じ価値観を持った人や業界にどっぷりつかるような付き合い方は、やめた方がいいでしょう。得るものがありません。

答えはファッション業界にはありません。他業界の知見を足したり、掛け合わせたり、変換させたものや事が、新たなアイデアやイノベーションの源泉です。アパレル業界、ファッション業界という凝り固まった常識を疑いましょう!答えはそんな行動や想いを持つ事で突然見えてきますから。

「目指すべき魅力がない」と思うのなら無理に目指す必要などないでしょう。しかし、何をするにも「挑戦」し続けなければいけない。人生の舵を自分で取り荒波を乗り越えていくのか?それとも何も変えずに現状のままただ日々の流れに身を任せて漂流していくのか?どちらにしてもその道を歩み、先の未来を決めるかは全てあなたの選択次第。決して周りに流されない強い意志を持っていただきたい。

参考に以下の資料を参照ください。弊社メソッド虎の巻。何らかのきっかけになればと。
次世代型「売れる仕組み」最短ルートの「原理原則」<100の実践チェックリスト>
http://leveragelabo.com/kanri/wp-content/uploads/2015/06/baaa6e776bc3e7b209b9a973ed8e7e5a.pdf



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