テクノロジーはどんな変化を店頭にもたらすのか?

テクノロジーはどんな変化

「目的と期待効果」を明確に定義しなければ効果は出ない!!

こんにちは。レバレッジラボ-研究所の山口です。
戦略プロセスデザイナーの着眼点。今回は度々お伝えしているテーマ

「デジタル」×「アパレルビジネス」

過去投稿した記事を2つ抜粋しました。
デジタル融合に対する業界の現状・課題・解決策をまとめております。
本題に入る前にまずは参照頂ければ幸いです。

即実践!投資対効果が飛躍的にアップするデジタルマーケティング導入手引き

アパレル業界のここがヤバイ!立て直すヒントはアイビーコン

そして今回はより掘り下げて

「店頭」×「デジタル」の可能性こちらについて事例を交え考察します。

デジタルデバイスの普及に伴って、消費者の購買パターン・スタイル
はかつてと比べて大きく異なってきています。

買い物行動に目を向けると、店舗で商品の実物・印象を確認して、
その店舗では買わずに価格の安いネット通販で購入する。
いわゆる「ショールーミング化」が一気に加速しました。
そこでは「デジタル=インターネット」であり、
いかに店舗の売り上げをネット通販から守れるかが
議論の中心となったわけです。

しかし現在は店舗にとってデジタルは「倒すべき敵」ではなく「協力すべき味方」
と捉えなければ新たなステージには進めません。


・O2O、オムニチャネル
・デジタルサイネーの革新的活用
・アイビーコンによる店舗の回遊促進
・シェアリングサービスなどなど・・・。

デジタルを起点としたビジネスは、あらゆる場面で店頭に変化をもたらしています。
そんな中、私が一番注目しているサービスはこちらです。
東急ハンズが仕掛けた「バーチャル自販機」の可能性!
「バーチャル自販機とは?」については割愛します。

この施策は新宿駅、大阪駅構内で実際仕掛けたプロモーションです。
実際ご覧になった方も多いのではないでしょうか?
実際の施策は「興味・関心」といった訴求が目的でした。

私が注目したいのはこのアイデアの先にある可能性について!!


バーチャル自販機を設置すれば、店舗のように回遊している

消費者にアプローチしながら、ネット通販のように
場所・時間の制約から買い物体験を解放できます。

通常の自販機のような在庫の補充も電気代も必要ない・・・。
ただポスターを貼る場所さえあれば、すぐにでも出店できる手軽さ。
これは、資金的に不利な立場にある中小企業にとって、
計り知れない可能性を意味します。

別にバーチャル自販機である必要はありません。
売場スペースが小さく陳列に制限がある店は、
店舗のコンセプトに合致したビジュアルを用いることで、
陳列できない商品をバーチャル商品として、
付加価値をつけ、アプローチすることも可能です。

人件費も家賃も軽減しながら運営できる
副次的なメリットにも期待できます。

目的と期待効果を明確に定義することで、
活用方法はアイデア次第で多岐にわたるでしょう!!

冒頭でも触れたように、消費者の行動スタイルは大きく変化しています。
ターゲッのト行動特性を理解して「テクノロジー」と融合する事は、
新しい「顧客体験」を生み出す「武器」として無限の可能性を秘めています。

 

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Posted by The FLAG on2015年10月9日

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