必要なのは「普通」（バランス）を知ること！！

ファッションセンスやデザインセンスと同様に、ビジネスにおいてもいいアイデアを生むために求められるのが「センス」です。しかし、このセンスの有無は生まれつきのものだと、諦めてはいませんか？

センスは誰もが平等に持っていて、努力次第でいくらでも磨かれる「スキル」なのだと最近妙に感じています。何を持って「センス」がいいと言えるのか？それは本人に比較する対象がしっかりあるからこそ成り立つのではないでしょうか。

センスを良くするために必要なのは「普通」（バランス）を知ることだと思います。「良いもの」と「悪いもの」の両方を知り、その「一番真ん中」である「普通」を理解してこそ、物事の善し悪しが分かるのではないでしょうか。そしてこの「普通」を知る唯一の方法が、「知識を得ること」です。

センスとは言い換えれば「知識の集積」とも考えられます。例えば、センスが良い文章を書くには、言葉をたくさん知っていた方が圧倒的に有利ですよね。

これは仕事においても同様で、知識があればあるだけ、その可能性を広げる事が出来ますし、誰もが気付かない着眼点を持つ事が出来ます。それに対して、センス最大の敵は「思い込み」であり、「主観性です…！！」これらをベースとした情報をいくら集めても、センスは一向に良くなりません。アイデアは一向に広がらず、人と人との「価値観」が交わらない環境が永遠と続きます。

そもそも分からないものは分からない。だから、それが課題である事にも気付かない…。結構恐ろしい現実です。思い込みを捨てて客観情報を集めることが「センス」を磨く重要なアクションになります。

経験×学習＝センス（スキル）⇒実体験からのスキルスパイラルがセンスの源泉

これは、私自身が実際体験し、得られた価値連鎖のスパイラルです。

個人→会社→業界→市場

この順番に常識の壁を破っていく事で、成長にふさわしい景色が飛び込んできました。現状維持では、見る事も、気付く事も出来なかった事が、ザクザクと…。新たな場所に身を置くには「知らない」事が多いので勉強します。勉強して人と話して、気付きをもらって…。

そんな事を繰り返していく事で「経験×学習」＝スキルが成り立ってくるのです。

人は目標を持って自分の成長を感じている時が一番充実している瞬間

現状維持では本来見えるものも見えません！選択肢を自ら狭めるのでは無く、選択肢を多様に持つ事で心にも余裕が生まれます。客観的に支持される「センス」を磨く！これは１+１＝4となる原動力にもなるのですから。