デジタル進化で変わるECの未来

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EC化率50%の時代はやってくるのか?

こんにちは。レバレッジラボの山口です。
本日のテーマはECビジネスの将来予測!業界の売上は年々厳しさを増しているもののECの市場規模は、年々右肩上がりに伸び続け、もはやリアルもネットも垣根のないシームレスな時代になってきています。そんな時代背景や根拠を検証し、課題と解決策をまとめてみました。


人々のライフスタイルは多様化
し求めるニーズや価値観はますます細分化しています。その原因を紐解くとデジタル化の進化によってもたらされている部分が顕著です。ここで注目するべきは、多様なニーズに対してデジタルが進化したのではなく、デジタル化の進化によって、人々の持つ情報や価値観が変化し、多様化につながったのだとお伝えしたい。

背景には、スマホやタブレットなどの普及によって、消費者が習慣的にITを活用するようになったことが挙げられます。接触頻度の高いそれらデバイスから発せられる情報が、人々に興味・関心・利便性・顧客経験価値などの刺激を与え、オンラインの購買ハードルを押し下げています。この進化は、ますます顕著になりEC化率を押し上げる最大要因になるはずです。

ECと聞くと誰もが思う最大の課題は、実際物を手に取ることができないデメリットがあげられます。確かに要因の一つです。しかし物を手に取ることは今後さほど重要ではなくなりつつあると思っています。

それより重視すべきは、いかに消費者に着用のイメージを訴求させるか?いかに利用シーンを特定させるか?であり、それに足る情報をどうやって消費者に届けるか?この発想こそが肝にになると確信しています。消費者は自身の欲求を満たす様々な情報を簡単に得られる環境を手にしているからこそ。

アパレル企業が次に行う「仕掛け」はいかに消費者にとって
一番の「情報提供先」になるか。

例えば洋服を選ぶ際に気をつけることの1つとして、コーディネートがあります。これまでは、雑誌のコーディネートや販売員のアドバイスを受けて、イメージを膨らませ購買を促進してきました。これをインターネット上で可能にしたのが、コーディネートアプリ・サービス。iQON、コーデスナップ、STYLE LOOK、WEARなどです。

又、グノシーのファッション版人口知能アプリ「SENSY」はTalk画面でアイテムやコーデに「好き」「嫌い」を選択して好きなティストを人口知能に学習させ、自分の好みに合わせた商品をレコメンドしてもらうサービスを展開しています。

いずれのサービスも顧客経験価値や利便性を高め、個人のニーズに合った情報をピンポイントで届ける「仕掛け」が特徴です。要は多様なニーズに対して多様な方法でワントゥワンを目指す仕組み。これをビジネスの根幹に持ってこれる企業は強いでしょう!

従来型のECビジネスを続けているのであれば、待っているのは過酷な競争環境。市場シェアは下がっているのに、これまで以上にデジタル武装した他業界からの参入、CtoCビジネスの拡大によって過当競争になるのは必至。
顕在的なニーズではなく潜在的なニーズを引き出し購入意欲を喚起させる購買行動への直接訴求を武器に!

今後は餅は餅屋の発想で、専門領域は戦略的なアライアンスでカバーしつつ顧客にとって一番の情報提供者になることが出来れば、既存顧客も新規顧客も一気に獲得できるチャンスが広がります。そして「アイデア」一つで規模に関係ないビジネスが育つ環境はニーズの細分化と比例して今後ますます拡大していくでしょう。

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