「最新マーケティング手法」という魔法の言葉に惑わされるな!!

最新マーケティング手法という言葉に惑わされるな

「手段」を目的化してはいけない!何に対しても「戦略」を前提に!!

こんにちは、レバレッジラボの山口です。おそらくタイトルを見て「はぁ?」と思った方もいらっしゃるでしょう。なぜって私は今まで散々「デジタルマーケティング手法×アパレル業界の未来」をこのブログで語ってきましたからね。

我ながら矛盾も甚だしいタイトルです。
しかしその理由はお伝えする価値のある情報だと思っています。

一番伝えたいことは、シンプルに言うと2つあります。

1.「デジタルマーケティングが必ずしも正解だとは限らない」
2.「デジタル化の効果は「戦略」次第で、無敵の軍艦にもなれるし
手間ばかりかかる手ゴキボートにもなり下がる」

まず1つ目について詳しく説明しましょう。コンサルティングの仕事をしていると、新たなマーケティング手法をやたらと好む経営者やマーケティング担当者に出会うことがあります。あえて「好む」という表現を使っているのは、必ずしも「選んでいる」わけではないからです。デジタルマーケティングは今やネットや書籍で大きく取り上げられ、一時的なブームとなっています。間違いなく次世代を支える強力な施策である事は疑いようのない事実です。

例えば今注目の「ICT化」は共通基盤で全てのサービスを一元化出来、使い方によっては人件費といった固定費を大幅にカットしながら業務効率を実現出来る、まさに「夢」のようなシステムです。

しかし、理想と現実にはギャップがつきもの!!
なぜその手法を採用するのか?取り入れる理由と効果は?メリット、デメリットは?企業の成長戦略として、最重要な項目であるにも関わらず、その実態をつかめずに、盲目的に導入している企業が実際あります。

この辺りで2つ目の話に移りましょう。実際、デジタルマーケティング手法の効果は企業次第で変わります。次世代のマーケティング手法は決して魔法の万能薬ではありません。

「デジタルマーケティングを使うから売上が上がる」のではなく、

「売上を上げるための一つの手段としてデジタルマーケティングを利用する」

このように考えるのが適切な思考です。
なぜならば、マーケティングツールがいくら高度化しても、コミュニケーションのプランニングは人間の頭でやらなければならない仕事だからです。経営側がどれだけ本質を理解して効果を最大化出来るか?実際活用する現場の理解を得られるか?にかかってきます。これらの「戦略」を持たずに導入した場合、新たな仕事が増え、業務が余計に回らない。といったケースは実に多いです。

「最新マーケティング手法」という魔法の言葉に惑わされないでください。その「本質」や「戦略」が前提にあってこそ、効果を極大化出来るのです。

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