ブランディング戦略の「本質」とは!?価格スパイラルから脱出する為に知るべきこと!!

ブランディング.001

「ブランディング」は消費者の頭の中で認知されている価値!!

・消費者の頭の中にある「シード権」がブランド

・ブランディングを決める3つの価値活動

・3つの価値を理解して業務活動に落とし込む

当たり前のように使われている「ブランディング」「ブランディング戦略を強化して・・・」など、日常的に飛びかっているキーワード。はたして「ブランディング」って何なのか!?深く「本質」を理解して、実践している企業は少ないのが現実です。

 今回はその「本質」にフォーカスし、今後の最適な行動についてお伝えしていきます。

消費者にとってのブランド価値とは?

ブランド価値=消費者が実感するすべてのベネフィット÷消費者が支払うすべてのコスト

 シンプルにブランディングを定義すると、「消費者が実感するすべてのベネフィット」が「消費者が支払うすべてのコスト」より、大きくなればブランド価値が高く、小さければ低いということ。「消費者が実感するすべてのベネフィット」これは、商品だけにとどまりません。商品が「モノ」であれば、「デザイン性が高いので気分が上がる」「多くの人が使っているから間違いない」「アフターフォローがいいから安心感がある」など、

 商品本体から派生した見えない部分に高い関心があるからこそ、消費者の記憶に残り、他社と比べ、選択肢の優先順位を引き上げられます。ブランド価値は3つの価値がかけ合わさって効果を発揮する

企業視点で見た場合のブランド価値とは?

ブランド価値=商品提供価値×コンテンツ提供価値×リレーション提供価値

多くの企業は、商品提供価値に労力の80%をかけ、コンテンツ提供価値、リレーション提供価値は、二の次として、切り離して考えてしまいがち・・・。より、詳しくお伝えすると、商品提供価値は「見える価値」コンテンツ提供価値は「見えない価値」リレーション提供価値も「見えない価値」

「見える価値」はそれだけ競合他社も「見えている」だから差別化が難しい。これが同質化の根源です。ここで努力を重ねても「成果」が出にくい状態である事には変わりありません。「見えない価値」は真似されにくい、目立たない。この「見えない価値」は、それだけに模倣されにくい。

ここを重視する事で、努力の程度は少ないながらも、アイデア次第で効果を発揮する事が可能になります。

ブランディング3つの価値

ブランド価値を最大化するこれからの業務を考える!!

・基本業務=商品開発(マーケティング)商品の「ストロングポイント」
   を明確にする事。


・応用業務=ブランディング→コンテンツ提供価値、リレーション提供価値で、
 「見えない価値」を「見える化」し
発信する事。

この2つの仕事が掛け合わさった時、独自の価値が最大化され、「ブランド力」として顧客の頭の中に認知されるのです。あくまでも顧客の頭の中に、他社には負けない「選ばれる理由」が明確にある事で、「シード権」のようなブランド連想が付加されるわけです。よく見かける例として、売れない理由を一方的に「商品力」と決めつけてしまうケースがあります。

 決めつけるのは簡単な事・・・。そこで終わらず、もう一歩踏み込んで「本質」を見極めてみましょう!!その壁を越えなければいつまで経っても同じ課題の繰り返し・・・。変化激しい時代の波に飲み込まれてしまいます。

実践に向けてポイントまとめ

・決して、自己満足な差別化要因を作ってはいけない。

・幅広く価値の定義を理解する

・「見えないもの」にこそ、大きな「価値」が宿っている
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