最新ビジネスモデルから見える「新たな価値のあり方」


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「買えないモノが価値になる」新たなビジネス

お金さえあれば好きなモノが買える。これが今までの常識でした。しかし、この常識は過去のものになろうとしています。最近では「お金で買えないモノ」を売るビジネスが増加しています。今回は、最近注目されているビジネスモデルを事例を挙げつつ、新たな事業アイデアのエッセンスを紐解いていきます。「モノ」が売れない時代に「アイデア」を武器にする!

まずはお金では売らないセレクトショップ、“WITHOUT MONEY SALE”の取り組みを挙げてみます。手に入れたい商品への「愛」や新たなアイデアとしての「知恵」、商品を作る側になって「時間」を提供する、といったお金以外のものを提供して、商品を手に入れるという消費者心理を巧みに利用した新たな販売形式を取り入れています。

この他にも、世界一有名な地域通貨「イサカアワー」その地では労働でしか買えない自転車屋がある。人との繋がりを重視した“Airbnb”、“Kickstarter”、“Etsy”などを例として挙げることができます。日本でも「Creema」など手作りの製品を売るサービスが人気を集めていますよね。

モノよりも、モノを通して得られる「繋がり」や「愛着」という価値がより重視される
傾向が見られます。

WITHOUT MONEY SALE
お金では売らないオンラインセレクトショップ

Airbnb
『空いてる部屋や家を貸したい人』と『借りたい人』とのマッチングサイト

Kickstarter
誰かが作った試作品をみんなでお金を出して支援し、実現させる、新たなクラウドファンディング

Etsy
2016年日本、本格上陸の世界最大ハンドメイドマーケットプレイス

大量生産・大量消費から、少量&スロー消費へ

以前の消費文化といえば、所有して、次々に買い替え、捨てる、というサイクルを繰り返すものでした。まさに「大量生産・大量消費」というスタイルでしたね。

しかし、若者を中心として新たに作られた文化には、所有せず、捨てず、共有し、直接関わる、という「少量&スロー消費」の特徴が見られます。

大量生産・大量消費では得られない新たな価値として「繋がり」や「愛着」をより重視したビジネスが人気を集めています。好きな時に好きなものを買える時代だからこそ、そこにしかない繋がりや愛着を提供することが、顧客を惹きつけるポイントになっているわけです。

21世紀における新たな産業革命の兆し

繋がりや愛着を重視する流れは、社会経済システムを根本から大きく変える可能性を秘めています。富・市場・力・個人のアイデンティティなども変化していくかもしれません。

さらに、繋がりによる消費システムは、シェアリングエコノミー(共有型経済)という新たなビジネススタイルを生み出しました。

シェアリングエコノミーでは、「非稼働」になっている「場所・交通手段・生産(工場)」などを必要としている企業や個人と分けあうことで、余剰分を効率よく利用するシステムです。

余っている場所や交通手段、生産(工場)を無駄なく利用することができれば、稼働率を50%から100%まで引き上げることも可能です。使って欲しい側と使いたい側が結びつき、そこに繋がりができれば、これまでにない効率の良いビジネスが生まれるという仕組みですね。

デジタルテクノロジー×シェアで作る新たなビジネススタイル

最近では、様々なデジタルテクノロジーが次から次へと生み出されています。高額な投資をしなくても、僅かな初期投資をするだけで様々なデジタルテクノロジーを試すことができます。

先ほど紹介したシェアリングエコノミーも、デジタルテクノロジーと組み合わせることで、さらに効率よく稼働させることができます。使って欲しい側と使いたい側は、オンラインのマッチングでスムーズに結びつくことができます。

空き部屋を時間貸しする“Airbnb”やタクシー配車サービスの“Uber”、アパレルの生産に関しては“TSUKURITTE(ツクリッテ)”などが、オンラインのマッチングサービスとして広く普及しています。

この他にも、様々なマッチングサービスがあります。しかし、様々なデジタルテクノロジーを闇雲に導入しても、欲しい成果には結び付きません。

大切なのは、そのツールをどのような目的で活用するのか?どのような効果が期待できるのか?顧客に対してどのような価値や驚きを提供できるのか?これらをきちんと整理してから導入を検討することです。

効果的に効率よくデジタルテクノロジーを利用できれば、自由な時間が増えます。
時間があれば新たなアイデアが生まれます。
これにより新たな「価値」を生み出すことができるでしょう。


他にはない「繋がり」や「愛着」を提供するためには、アイディアを生み出す「時間」が必要なのです。

「レバレッジラボ」のクレド(行動指針)

『Simplicity Mind』最小の時間で成果を最大化する
「簡単」なことを「難しく」するのは悪

情報進化によってあらゆる選択肢が存在し、本来大事なことが見えにくくなっています。より多くの課題を抱え込むのではなく、ゴールに直結しない無駄な仕事や情報は削減して、シンプルに本質思考で重要なプロセス要点を見極める!そして最短距離でゴールに導くのが、レバレッジラボが目指している支援のカタチです。

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