「売れる商品をつくりたければ、消費者を巻き込む仕組みを創ろう!」

売れる商品を作りたければ

「ユーザーイノベーション」という新たな商品開発手法

こんにちは、レバレッジラボの山口です。梅雨が明け、連日暑さが続きますねー。早くビアガーデンにも繰り出したいものです。

 さて、今日のテーマは最新マーケティング手法「ユーザーイノベーション」です。ユーザーイノベーションとは、商品開発の過程に消費者の多様な視点を取り入れクリエイティブな商品を生み出していく手法を指します。

ニーズが多様化している現代において、企業は消費者を満足させる
商品・サービスをどうやって作っていけば良いのでしょう?多くの企業が頭を抱える中、一部の企業がユーザーイノベーションで成功を納めています。

商品開発の現状と今後のあり方

これまでは一部の専門家が商品開発を行うのが当たり前でした。アパレル業界ももちろん例外ではありません。

商品の改良と低価格化で差別化を図ってきた企業がほとんどだと思います。しかし専門家は業界に精通している分、無意識のうちに常識や通例に縛られてしまっているのもまた事実。その面、消費者は素人ですが、当たり前に囚われない自由な発想ができます。

これからの時代、新たな商品・サービスは消費者のアイデアから生まれるといっても過言ではありません。

どんな打開策・方法があるのか?

では企業はどうやってユーザーイノベーションに協力してくれる消費者を探せば良いのでしょう?これは、大きく分けて2つ方法があります。

1つはネット等で目立っている自社のファンを見つけ、その人に更にコアなファンを紹介してもらう「リードユーザー法」です。人は自分の得意な分野ほど自分より精通している人間を把握している傾向があります。

ものの交換はしませんが、わらしべ長者のようなイメージですね。 もう1つはアイデアを広く募り、イノベーションに参加してくれる消費者自らに名乗り出てもらう「クラウドソーシング法」です。

例えばフェリシモの生活雑貨大賞は、賞金をつけることで消費者からアイデアを集めています。優秀な作品は実際に製品化されるため、消費者にとっては挑戦しがいのある機会や楽しさです。 

アイデア発想のためのプランニングシートも用意されているため初心者でもわずらわしさがなく要点を絞って伝えられます。 

具体的な期待効果

どちらもユーザーイノベーションを生み出す有効な方法であり、ここで生まれた商品は従来型の商品開発で生まれたものよりも高い成果を出す傾向があります。実際、無印良品は、現在、新商品開発の3分の2が「ユーザーイノベーション」から生まれた商品で成り立っています。

より広くアイデアを集めたいならばクラウドソーシング法が便利でしょう。ただしアイデア公募には何らかのインセンティブと、誰もが挑戦したいと思える「仕掛け」を用意する必要があります。

フェリシモのようにアイデア発想を助けるプランニングシートを作ったり、無印良品のように消費者が相互に欲しいアイデアを評価できる「仕組み」作りが肝になってきます。

ユーザーイノベーションの可能性は消費者のアイデアの数だけ広がっていきます。自社の中で黙々と専門チームが商品開発をするのではなく、ネットの力を使い消費者を商品開発に巻き込みましょう。

ただし消費者が提供してくれるのはアイデアのみ!それらをいかに形にできるかが、成功する企業と失敗する企業の分岐点になるのではないでしょうか・・・!?

まずは、この概念の有効性を理解し、具体的にどう運用していけばいいのか?顧客インサイトから有効なアプローチを見出す必要があります。

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